そろそろ新パックが発表されるので、
少し早いですが光と闇の異聞録の全体を通しての評価をしたいと思います。
まず前段 小さな希望のシンフォニーの評価
- ちびっ子キャラが可愛いかった
- ヒーロー推しを加速させるシンクロシステムは微妙だった
- シンクロ自体は面白いアイディアだったかもれないが、「シンクロLVが低いと弱いが、シンクロLVが高いと強くなる」とは言い難いバランスだった
- ↑「レジェンドホーン」や「ブラバニクイーン」
- ↑「プチプリースト」はLV
、「プチヒーロー」などの極悪さが目立った
- 絶好調カードはシンプルで分かりやすい要素
- しかし絶好調軸のデッキがどれも弱くて使い物にならず、最終的に「絶好調テリー」しか残らなかったのは残念
- 「レックストルネコ」の完全1強時代、終盤はソロタバサククールの完全一強時代になった
こうして見ると前段は中々の魔境だったと言えるのではないでしょうか。
当時の「レックステリー」も1T目「おおありくい」という変態ムーブが印象的でした。
光と闇の異聞録で行われた事
- リリースと同時のカードバランス調整
- 過去最多の、とんでもない数のカードバランス調整(オルゴナーフ、じゃんけんナーフなど)
- 2回目のナーフ
- 職業専用のレジェンドカードの数を2倍に
- 魔王にも声がついた
- LV上限突破
- 称号システムの追加
- 初のスタン落ちシステムの実装
- 新要素「消滅」
- 新要素「魔王」
- 新要素(と言えるかは微妙だが)反英雄
- オフシーズンの闘技場お祭りイベント(天運の闘技場)
- 初のアンケート実施(しかも300ゴールド配り)
- 水着イベント1(ゼシカ、トルネコ)
- 水着イベント2(アリーナ、ミネア)
良かった点
原点回帰の盤面勝負へ
- 前段の最後のソロラーミアククールが変態的強さだったせいか、「ラーミア」ナーフなどを初め盤面勝負に原点回帰しました
- また、現状の採用率は低いものの「ギュメイ将軍」や「教皇のタロット」「ドロヌーバ」など、「戦闘ダメージ以外受けないよ」カードの大量導入
- ↑運営からの「盤面勝負してね」というメッセージが伝わるかのようでした
- 「じゃんけんミネア」などもナーフされ、OTKや特殊勝利デッキはマイナーデッキの位置付けになりました
- 管理人は特殊勝利やミル系、OTKなどのヘンテコデッキが好きなのですが、そういったデッキはやはり少数派に位置するくらいが環境として健全だなと改めて思いました
- ↑特殊勝利などは難易度が高くあったほうが、勝負していてお互いに納得感がありますものね
- 盤面勝負への原点回帰は成功したとも言えるのではないでしょうか
魔王というワクワクする存在
- 魔王カードに声優がつき、魔王属性や魔王シナジーが多数追加されました
- 特に環境初期の、魔王マシマシの魔王軍団との戦いは本当にワクワクしたと思います
- ライバルズの声優さんは素晴らしいですね
- 「大魔王ゾーマ」も魔王のロールプレイ感がとてもある良いカードだと思います
LV上限解放や称号などのやり込み要素追加
- 素直にありがたい要素ですね
- 特にLV上限達成すると、経験値が入らない「勿体ない病」にかかっていた身としてはとても嬉しい
- ライバルズはレベルアップが大変なのでレベルアップ報酬の旨味は中々体感できないかもしれませんが、間接的にゴールドなどを配っているので太っ腹企画とも言えます
職業専用レジェンドカードが2倍に
- (バランスは置いておき)レジェンドカードがライバルズで一番ワクワクするので、素直に嬉しいと感じたユーザーは多いのではないでしょうか
- おかげでカードを集めるのが大変になり、リリース時から常にゴールド余りマンだった管理人もゴールド不足を感じるようになったくらいです
- ↑カード集めもトレーディングカードゲームの醍醐味なので、これに関しては嬉しい悲鳴だと感じています
本気のカード調整・スタン落ち
消滅要素は楽しい
オフシーズンのイベント「天運の闘技場」
- 闘技場チケットが必要になるのと、(水着パックも控えてたし)環境終盤で闘技場を回す旨味が少ないという辛さを除けば最高に楽しいイベントでした
- 何よりも、オフシーズンにイベントを用意してくれた事が嬉しいですね
- それもかなりはっちゃけた運ゲーイベントだったので、こういったお祭りイベントは初の試みだったと思います
- 今後も楽しいイベントが増えると良いですね
初のアンケート実施
- ユーザーの意見を取り込もうと言う姿勢が見えるだけで、ユーザーはニッコリする
- 長く続いているゲームなので鬼のような意見を投げる人も多そうですが、今後もゲームの改善が見込めそうで未来は明るい
- これに関してはミネアさんも「あなたの未来、もう最高です」とコメントしてました
残念だった点
最終的に魔王が空気になってきた
- 「冒険者VS魔王」となっていながらも、最終的に魔王デッキは殆ど見なくなってしまいました
- ピサロにおいては、「エビルプリースト」がとんでもなく強いためむしろ魔王を絞って「エビルプリースト」を確定サーチした方が強い、というのが現状ではないでしょうか
- 「グレイナル」の時もそうでしたが、系統推しのようで系統最強キャラが頭一つ抜けて強いため他の系統カードが使われなくなるという悪循環があったように思えます
- 「エビルプリースト」自体は真っ先に練金したカードですし、10コストレジェンドの最強変身カードと言う面白いカードではあるのですが、いかんせん強すぎた感は否めません
- 魔王テリーも魔王ピサロも決して弱いデッキではないのですが、「レックステリー」や「エイトピサロ」など前段からあるデッキに少し負けつつあるため採用率が低いのは悔しいですね
- ゲームバランスとしてこれ以上インフレするのは危機感を感じますが、それでも「前段より強くなければ使われない」と言う課題をどう解決するかは悩ましいところですね
「勇者姫アンルシア」系のゲームの長さ
- 「勇者姫アンルシア」軸の冒険者デッキはとても楽しかったです
- このカード1枚で6個くらいデッキができて、新鮮な気持ちで楽しめました
- しかし長くこのデッキを使っていると「どれも1試合がなげーな」と感じるのも事実
- 「全体2点ダメージ軽減」「相手を行動不能にする」など、少し遅延性能に特化しすぎのようにも思えました
- カードゲーム(しかもスマホメイン)では、防御的なデッキが強くなるとどうしても1試合が長くなりがちなので、もう少し攻撃的なデザインだと良かったかもしれません
- もちろんたまには防御的な英雄カードが居ても良いとは思いますが
- 「ホワイトビート」をナーフしたり「ネクロマンサー」をバフしたりと、改善の動きがあるのはとてもありがたかったです
英雄メダルの値段が高すぎた
- 今回の英雄メダルはとんでもなく値段が高かったと記憶してます
- 学生ユーザーさんも多いでしょうし、現状では「英雄=新弾要素」になりつつあるので「課金しなければ新弾要素を味わえない」に等しいのは大問題だと思いました
- レジェンドカードが増えたことが皮肉にも「パックから偶然英雄カードを引く」のを難しくしてしまいました
- どこかで集金する必要があるとはいえ、これは根深い問題ですね
「アカリリス」放置が長かった
- カードバランス調整後に真っ先に台頭した「アカリリス」
- このカードを1ヶ月も放置するのは危険だがどうするか、と思ってましたが1ヶ月放置でした
- 大会中などで軽々にカードバランスを調整できない事情があるとは思いますが、明らかに調整が必要なカードは緊急で調整するべきだったとも思います
- 現状のライバルズは対戦がメインコンテンツ(と言うかオンリーコンテンツ)なので、対戦バランスより優先度の高いタスクは早々ないでしょう
- 今回のアンケートで「カード調整を頻繁にしてほしい」の項目があったので、そちらに期待
増え続ける低コストパワーカード
- 全体的に前段ほどのインフレは感じませんでしたが、低コストレジェンドカードに関してはパワーカードの登場を多く感じました
- 例えば「ブライ」や「神官クリフト」
- 高コストレジェンドカードならば、高コストという時点で多少のリスクが出るのでまだ良いのですが、「低コストレジェンド」となるとデメリットがほぼ存在せず「デッキに入れない理由がない」に等しいカードだと思います
- ただ「弱いカードだと使われない」という現実があるため、多少はカードを強くし続けなければならないのでここは非常に難しい問題ですね
- 「使うのは難しいがうまく使えたら強いカード」がもっと欲しいですね
- 「破壊神シドー」や「マルチェロ」などはちょうど良い適度なバランスだったと思います
- 次の次のカードパックから解き放たれし力の咆哮、不死鳥と大地の命動がスタン落ちしますし、ここら辺でインフレに打ち止めがかかると期待してます
デッキタイプが少ないと感じる
- 「レックステリー」&「アグロアリーナ」と、アンルシア組とピサロ
- 特に「レックステリー」に物凄くマッチングするため、同じデッキと連続で戦うと少し飽きが来ます
- 「勇者エイト」や「タバサ」などのデッキも頑張ればまだ戦えるとは思うのですが、環境では姿をあまり見かけないですね
- 「冒険者VS魔王」というコンセプトありきなので多少は仕方ないですが、既存のデッキにも変化があるようなカードももっと欲しいように思えました
- スタン落ちにより「氷塊デッキ」や「奇跡テリー」のカードが決定的に足りなくなっていますが、他にも「最前線で戦うにはあまりにカードが足りない」というデッキは沢山出てきたと思います
- たまに「ドラゴンミネア」を見ると嬉しくなりますね
- とは言え、どのカードゲームでもランクマッチは tier の上位数デッキしか使われないのが宿命
- 「地形カードもたまには追加してよ!」とか、もう少し昔の要素リスペクト枠が数枚あっても良いかなと思います
総括
- みなさん、光と闇の異聞録は如何でしたでしょうか?
- こうして振り返ると今回の弾では非常に多くの取り組みが行なわれていた事が分かります
- 管理人は大満足に近いですが、「今の環境もそろそろ飽きてきたので早く新弾情報欲しい」というのも本音です
- 環境末期で新パック情報ももうすぐ、となると心が新パック情報に奪われるのも致し方ないこと