そろそろ小さな希望のシンフォニーも終盤なので、
グッドカードデザインのランキング。
魅力的なカードこそがカードゲームを支える生命線。
果たして小さな希望のシンフォニーのグッドカードに選ばれるのは……
選考基準
グッドカードデザインランキング
8位 「ワルぼう」
- 「わたぼう」と対照的な能力という原作再現度
- まさに原作通りな意地悪な能力。しかしお互いカードを捨てるという点もあり、どこか憎めない
- 「一体どんなデッキで使えるのだろう?」とワクワクさせる
- また、このカードを使われた時の「何が起こるかな」感はとても楽しい
- スタッツも 1/0/4 とユニークなので、その点でも何か使い道を探せる新しい可能性を見せた一枚
- 現状では「ラーミア」や一部のOTKデッキへのメタカードという立ち位置になっている
- 「ミル」系デッキなどでも使える貴重な一枚
- もしこのカードが 1/2/3 や 1/1/3 や 1/1/4 だと強すぎて苦情が来ただろうし、1/0/4 は絶妙なバランスだったのではないか
- 実用性が低いという点から「デボラ」枠という評価もよく聞くが、最近は「ラーミア」の流行もあり少し見かけるようになって嬉しい
- カードを破壊する時の意地悪そうに笑う「ワルぼう」の演出も良い
7位 「ドラゴンヘビー」
6位 「孤軍奮闘」
- 初めてカードを見たとき「なんじゃこりゃ」と思った1枚
- 手札をほぼ0近くで頑張るという、一時のハースストーンのハンターみたいな事をテリーでできるかもしれない……とワクワクしたカード
- 残念ながら手札が少ないほど強い、という後続のカードは一切出る事なく、本当に孤軍奮闘してしまったのはとても残念
- 一匹狼のテリーっぽいカードなのもポイント高い
- 最近のテリーはデッキタイプが少ないし、手札少ないテリーなど期待したいところ
- 手札少ないデッキは一見行動の選択肢が少なくなる脳筋デッキに見えるが、「あばれこまいぬ」などでどのハンドを捨てていくかなど非常に頭を使う良いデッキになると期待
- 「普通に使えば弱いけど、うまく使えば強いかも」というカードゲーマーをワクワクさせる要素がある
- 残念ながら最近のライバルズでは1コスト1ドロー系の変態ドローソースが増えて来たので、2コストで条件整ってやっと2ドローではあまり見向きもされないのが残念なところ
5位 「みなごろし」
4位 「ハッスルダンス」
3位 「ラプソーン」
- 強いかどうかは使い方次第、というカードプレイヤーをワクワクさせる効果
- 最近の3コストは「シーゴーレム」「ブラッドレディ」と単純なパワーカードが増えて来たが、そこに異議を唱える1枚
- 普通に使えばただの 3/3/3 で終わってしまう事もある
- しかし上手く使えば 3/3/3 が2,3回出たりするパワーカードにもなり得る
- 「何度も乗り移る」というウザさもまさに「ラプソーン」。原作再現度も高い
- ブイバルズで動画紹介されたのも納得の1枚である
- 4コストの「オルゴ・デミーラ」が強すぎたため、低コスト魔王の扱いをどうするかは相当悩ましいところだったと思うが素晴らしい回答だったのではないか
- 対戦相手に上手に使われて「なんて強いカードだ」と思い自分が使ってみたら弱かった、というのもよくある話
- ゼシカの天敵だが、氷塊ゼシカが扱いやすいというのも皮肉が効いている
- 現状では「レモン農家こと復活ククール」で使われすぎて悪目立ちしてしまった感がある
- 米津玄師さんのレモンブームにうまく乗れたのもポイント高し
4位 「タバサ」
- カード効果が複雑でぱっと見た感じでは能力が推測しにくいのは減点
- しかしいざ使ってみると強すぎず、かといってロマンは無限という良カード
- 「本来なら2枚までしか入れられない特技の3回目の使用が可能になる」というだけで多くのデッキの可能性を広がてくれる
- 攻撃が得意な「レックス」、魔法が得意な「タバサ」と、原作通りに再現されているのもポイント高し
- レベル3になれば無限のリソースといっても過言ではない能力。どのリーダーでも長期戦で戦える事を補助してくれるありがたい一枚
- 現状ではレベル3のコピー能力よりも、レベル1〜2のMP&ドローソースで「ラーミア」用にばかり使われてしまってるのが少し残念
3位 「リゼロッタ&ルコリア」
- ハースストーンのケレセス(デッキに2コストカードがなければ、2/2/2 でデッキの全てのユニットを+1/+1)がライバルズに登場した、と話題になったカード
- ハースストーンのケレセスは2T目に出せれば強すぎるせいで批判殺到していたが、リゼロッタ&ルコリアは絶妙な使いにくさにデザインされている
- 4ターン目に最速で出しても、盤面干渉力はないため効果は5T目から
- しかしライバルズでは 5T目に攻撃力3のカードを出してもあまり強い動きではない。「メタルドラゴン」などでバンバン数を出せればロスを補えるかもしれないが……
- 現状では使いにくさが勝るため採用率は低いが、それでも何かはありそうだとついデッキ構築を考えてしまうようなカード
- 今までのカードで「攻撃力2以下」が特別な意味を持つようになるのはとても面白い
- また、今はうまく使えなくてもいつかは何かを起こすのではないかとワクワクさせてくれる
- 占いで選択した方のキャラクターが選ばれる、超必中ならばリゼロッタとルコリアが二人出てくれるという演出も非常に小粋
- もし小さな希望のシンフォニーでミスライバルズを行ったら(別名、ロリコンライバルズ)間違いなく1位を狙える逸材
- とはいえこのカード、絶妙なバランスと言っておきながら 4/3/3 くらいにバフされて欲しい矛盾。もしくは盤面のユニットも +1/+1 してくれたら使いやすさが上がるのだが……
- 「呪ってあげるわ」 ← ぜひお願いします!
2位 「少年ヤンガス」
- ライバルズで不思議なダンジョンを楽しめるという、原作再現度がすごい能力
- このカードが登場しただけで「手札に道具を加える」の既存のカードが全て違う意味を持つようになるのが本当に面白い
- 「パン」に使用回数の制限を加えたところも、運ゲーを加速させない良い塩梅だったのではないか
- 「少年テリー」とコスト面やスタッツ、能力などで対になっているところも美しい
- 現状では使用率が低いのが残念
1位 「フォズ大神官」
- まさかのライバルズで転職ができるというカード
- ドラクエといえば「ダーマ神殿の転職」は代表的な要素なので、その要素をカードゲームに持って来たのはとても面白い試み
- 3/2/4 でターン終了時にテンション2アップというパワーカードっぷりのおかげで実用性もある
- ククールのテンションスキルに不満を唱える人たちへの回答ともなる一枚
- 何のテンションスキルになるのか、とてもワクワクする
- テンションスキルにはハズレもあるため、単純なパワーカードとならないところも良い
- 小さな希望のシンフォニーはちびっ子推しだが、まさかフォズさんが登場するとは誰が予想できただろうか
- てんしょククール
総括
- 全体を通してレジェンドカードが圧倒的に多かった印象
- さすがはレジェンドカード。「使いたくなる面白さorパワーカード」と存在意義をちゃんと示してくれていた
- 逆にいえばレジェンドカード以外は、真面目なカード効果が多かった印象
- カードゲーム後期なので仕方ないことだが、カードテキストが複雑なものが多く、「シンプルで分かりやすく面白い!」というのは少なくなった
- カードの面白さと強さのバランスは非常に難しいところ
- 「面白くて強い(対戦相手にとっても面白いこと)」が理想だが、次の新弾ではどんなカードがやってくるのか
- 1/3/3 とかのカードは辛いよ