3月14日のカードバランス調整により、ついに「レックストルネコ」1強時代に終焉が訪れました。
果たして新環境の tier1 におどり出るデッキは何になるのでしょうか?
ライバルズ界隈の出来事
- カードバランス調整 3/14
- ランカー限定の公式大会 OPENREC杯が開催(優勝者のデッキは「こちら」)
- ウィークエンド大会2回目(優勝者は勇者杯の2次予選参加可能)が間近
- ちょいメシライバルズ2回目が行われる。管理人は2回目は参加できず。1回目のオフレポはこちら
よく見るデッキ
まだまだ環境変動中なので参考までに
tier1 | 「エイトピサロ」「アグロゼシカ」「ロトシンクロククール」 |
tier2 | 「タバサ奇跡テリー」「ラーミア アリーナ」「じゃんけんミネア」「ソロゼシカ(マリベル魔導召喚)」 |
tier3 | 「エイトトルネコ」「レックストルネコ」「占いミネア」 |
tier表の根拠など
参考までに筆者が直近約40回のマッチング記録(少ないとは言わないで)は下記の通り
デッキ名 | マッチング回数 | 備考 |
---|---|---|
「エイトピサロ」 | 6 | MPブーストに寄せたり、「はしりとかげ」で回復重視したりと細かい違いあり |
ロトアグロゼシカ | 6 | アグロに寄せてたり、「魔導召喚」ありのミッドレンジ型、あとたまに氷塊軸も見かけました |
「ロトシンクロククール」 | 4 | ロト型のククール。復活軸だったりシンクロ寄りだったりで個別差あり |
「タバサ奇跡テリー」 | 2 | ブン回ると滅法強いです。でもたまに「マタンゴ」を見かけるのが逆境 |
奇跡ロトテリー | 3 | 「タバサ」かロトか。奇跡テリーの未来はどちらだ |
「ぼーらいアリーナ」 | 2 | 大会優勝の影響で、これからも増えそうです |
「じゃんけんミネア」 | 2 | コントロールではとても勝てない |
「レックステリー」 | 2 | アグロ特有の、ブン回った時の瞬発力が凄いです |
「絶好調テリー」 | 2 | ↑のデッキと区別が難しいです。絶好調オンリー、レックスオンリー、融合型などがあります |
「レックストルネコ」 | 1 | 昔ほどの強さはないです。しかし「ケダモン」処理できなかったら地獄 |
ヤンガストルネコ | 1 | ダブルヒーロー型を見かけました。管理人が見かけたのは「勇者ソロ」&「レックス」 |
「占いミネア」 | 1 | タバサ型で見かけました |
「タバサゼシカ」 | 1 | 非常に色々な型があります。管理人が見かけたのは氷塊軸の特技過多 |
「ゾンビピサロ」 | 1 | |
ラーミア アリーナ | 1 | タバサ軸だったりエイト軸だったり、スライム軸だったり特技軸だったりと型は様々でした |
「ロトアリーナ」 | 1 | 「閃光烈火拳」を外した型が研究中 |
1~2回のマッチングは誤差の範囲内。
とりあえず「エイトピサロ」とアグロゼシカ、ククールによく会うという印象でした。
環境雑感
- 大方の事前予想通り「エイトピサロ」が tier1 となりました。そりゃそうだ
- しかし「レックストルネコ」時代と違い、「エイトピサロ」には明確な不利デッキが存在します
- 「エイトピサロ」を抑えるようにアグロゼシカ系統が台頭
- 「ロトの血を引く者」を採用しフェイスダメージを重視したデッキは、「エイトピサロ」が猛威を振るう前に決着をつける力を持ってます
- しかしながらライフプッシュを重視したアグロゼシカでは、「ロトの血を引く者」を採用し序盤に安定感を得たタイプのククールが天敵となっています
- ククールはアグロ全般には強いですが、コントロール勝負になると「グレイナル」の弱体化もあり「エイトピサロ」には不利となってます
- このように環境はピサロ、ゼシカ、ククールの3すくみを軸として動いてます
- しかしながら他のリーダーは見ないかというと、決してそんな事はありません
- アリーナは「ラーミア」軸のデッキが開発され、ピサロやククールなどのコントロールデッキに強さを示しつつあります
- コントロール系を倒すという点では「じゃんけんミネア」も見かけるようになりました
- また、テリーも武器対策のない相手に滅法強い「タバサ奇跡テリー」、アグロに寄せた「絶好調テリー」などもデッキの研究が進んでいます
- 「エイトトルネコ」もどのデッキとも台頭に戦えるポテンシャルを秘めてます
- あまり見かけないのは小さな希望のシンフォニーの新要素となった絶好調を主軸としたデッキ(「絶好調テリー」は少し見かけますが)
- 「アームライオン」による速攻主体の「絶好調アリーナ」、「リゼロッタ&ルコリア」主体の「絶好調ミネア」などはまだまだ研究中のようです
- tier表では「リゼロッタ&ルコリア」主軸のデッキは低ランクとなってますが、可愛さ&演出ランキングでは1位となるポテンシャルを秘めてます
- メタカードとして「ムーンフェイス」は依然として強力
- 「勇者エイト」の結婚を阻止したり、「タバサ」系統のコンボを封じたりと対戦相手のデッキによっては大活躍が見込めます
- 同じくメタカードの「マタンゴ」の採用率は低下しつつあります
- しかしながら、「タバサ奇跡テリー」に強烈に刺さる事や、ククールの「エロスの弓」を破壊できたりと恩恵は少なからずあります
- 環境が遅くなってきたことを読んで「くさった死体」などにして「ふっかつの杖」やデスピサロの「恐怖のツメ」に対応できるようにするのもアリかもしれません。「くさった死体」は見かけませんが
「エイトピサロ」 新弾でも結婚し続けるピサロ
- 後半戦に滅法強い、コントロールデッキの覇者とも言えるデッキ
- 「勇者エイト」で結婚をし、「進化の秘法」からの毎ターン5点ダメージは無敵とも言える強さです
- では序盤が弱いかというと、次々と「ピサロナイト」を出す動きは決して弱いとは言えません
- 「とげこんぼう」や「メイデンドール」など、いつ引いても腐らないの優秀な小型ユニットも多いです
- また、「終焉の波動」「ヘルバオム」による盤面リセットの力も非常に強力です
- 「魔力解放」や「闇への供物」などが上振れすれば早めに強い動きも可能です
- デッキの回転率も早く、後半は最悪「結婚してしまえば何とかなる」ため非常に強力です
- とは言え、1T目は(「魔力解放」など使わなければ)非常に弱い動きとなることも事実です
- そのため1T目から「モーモン」や「とげぼうず」で殴るデッキにはライフを削られて、回復が少なめなため追いつかずに負ける事もあります
- ククール相手には有利とは言えますが、天敵の「デスタムーア」に「天使の守り」などをつけられると詰むこともあります
- また、「じゃんけんミネア」や「ラーミア」系のコントロール殺しのデッキにも苦戦を強いられます
- 使ってて楽しいデッキではあるのですが、新弾要素が少ないのが寂しくもあります
- 前段から結婚しまくっているピサロですが、そろそろロザリー様の怒りの登場が待たれます
アグロゼシカ(ロトゼシカ) ライバルズの原点にして頂点
- 1T目から攻撃し続け、最後にはバーンダメージで倒す
- ヒーローカードの登場で忘れかけていた戦術を思い出させてくれるようなデッキです
- 環境で猛威を振るう「エイトピサロ」、特に回復カードを積んでないタイプに対しては大きく有利に出られます
- 短期決着が望めるため1試合の時間が短いのも利点です
- アグロ特有の「ブン回ればどんな相手でも倒せる」という強さも健在
- しかしながら「ミラクルソード」「エロスの弓」など強力な回復&除去を搭載したククールは流石に苦手と言わざるを得ません
- こちらも新弾要素が少ないのが寂しいところです。1/3/2のアグロ界の新星「とげぼうず」が一人で新弾要素を盛り上げてくれてます
- たまに「ムーンフェイス」や「魔導召喚」を入れたミッドレンジ型のゼシカも見かけます
- 両者は採用カードも共通しているため、「アグロゼシカと思ったらミッドレンジゼシカだった」という驚きと共に倒される事もあります
- ちなみに「地這い大蛇」をなんと読むのか未だに分かりません
「ソロゼシカ(マリベル魔導召喚)」 今までにないプレイングに、妙な中毒性があるデッキ
- 「ライン工ゼシカ」とも呼ばれる、序盤からの確定行動が多いゼシカです
- 「勇者ソロ」による確定サーチが多いため、確定で強力コンボを起こせるというポテンシャルを秘めています
- しかし「勇者ソロ」のコンボ準備をしつつ、「エビルアップル」や「スライム」などの低コストユニットも数多く採用しているためコンボ前の盤面もそれなりに整える事ができます
- 「妖精ベラ」を採用している型では 5T目、6T目に3体の「魔導召喚」を完成させます。恐ろしい
- しかしながら弱点もないわけではありません
- まず5T目に最速の3体「魔導召喚」をするためには、事前に「妖精ベラ」を安着させる必要があります
- ステルスユニットとはいえ、HPは1なので対策があるデッキも少なくないのではないでしょうか
- また、特技を絞る関係上、「メラミ」や「メラゾーマ」によるバーンダメージを出せないという大きな弱点があります
- ただし「プチマージ」から「メラゾーマ」などを取ってこられる場合もあるので過信は禁物です
- 個人的には「妖精ベラ」よりは「バーバラ」採用のロマン型の方が好きです
- 「導かれし者たち」の全体10点ダメージはロマンの域ですが、この演出が格好良くて好きなのです
- 対策のないデッキには滅法強いデッキです
- ただし武闘家が相手だと「まわしげり」だけで「魔導召喚」を対応されたりと厳しい事もあります
- 「魔導召喚」終了後も「ダークドレアム」や「ネルゲル」などの大型レジェンドでまだ猛威は残っているので要注意です
- 「だんごスライム」によりこれらのカードへのアクセスを早めてくるので、「魔導召喚」に対応したからと悠長に構えていたら大きな追撃を受ける事となります
- ちなみにあまり見かけないですが、「サンディ」と「妖精ベラ」を一緒に出すと、女王扱いされてる「サンディ」が見れます
「ロトシンクロククール」 対アグロ最終兵器
- アグロ全般に対して強く出れるデッキ
- ではミッドレンジ以降のデッキに弱いのかというと、決してそんな事はない強いデッキ
- 対アグロに寄せて回復重視にすると、ミラーマッチが地獄の苦しみになるのが難点
- 復活軸やシンクロ軸など細かいバリエーションが豊富にあります
- 「グレイナル」による無限復活は、結婚後のデスピサロを彷彿させる強さがあります
- ライフプッシュしてくるアグロゼシカなどには有利ですが、結婚後の暴力に定評のある「エイトピサロ」や「じゃんけんミネア」は苦手です
- また、「ラーミア」系のデッキに対してはリーサル能力が少ないため苦手です
- ちなみに復活軸で氷塊ゼシカを相手にしてると、氷塊を復活させるのやめてくれという感じになります
「じゃんけんミネア」アグロピサロ 環境の門番
ネタ枠: レックスピサロ
そんなのアリーナ
サンチョに似ているトルネコ
- 「タバサ」を使うとサンチョを思い出させる事ができるトルネコ
- 「レックストルネコ」時代にマッチングしすぎたので疲れたと言うユーザーも多いのか、採用率は減少しています
- 「レックストルネコ」は2T目勝利確定という理不尽な展開がなくなりだいぶ健全なデッキとなりました
- まだまだデッキパワーはあるとは思いますが、全盛期の力と比較して「衰えた」という印象が強く出てしまいます
- 「レジェンドホーン」など中盤を支える強力なカードは健在ですし、「ブラバニクイーン」も未だに「キングレオ」並の突進力を持っています
- 「少年ヤンガス」による長期戦も視野に入れた新しいデッキも開発中です
- しかしながら長期戦に寄せると「エイトピサロ」、「グレイナル」型のククールなど長期戦マスターが立ちはだかるのが課題です
- カードバランス調整で「ケダモン」や「ブラバニクイーン」がナーフされないのはおかしい、と騒がれていましたが 妥当なバランス調整だったのではないでしょうか
- 「ほーっほっほっほ。ご機嫌いかがですかな?」 ←ナーフされてもこの精神的余裕。さすが大人
ミネアもしくはミレーユ 美しすぎる占い師
- 「占いミネア」も強さは秘めていますが、まだまだ研究中という印象
- 「タバサ」を軸にしたり、「チャネリング」で危険な占いカードをコピーしまくったりと色々な可能性を持つミネアです
- ミネアは構築がダントツで難しい事もあり、まだまだ明確な回答に辿り着いているプレイヤーは少ないようです
- 「絶好調ミネア」で「リゼロッタ&ルコリア」が活躍する姿を見てみたいものです
- 「あなたの未来、もう見えません」の決め台詞が好きですが、「リゼロッタ&ルコリア」の姿が見えません
総括
- 新環境、楽しんでいるでしょうか?
- まだまだ環境は変わりつつありますが現時点ではピサロ、ククール、ゼシカの3すくみがメインという印象を受けました
- 「どのデッキにも不利がない」というデッキが存在しないおかげでだいぶ健全なランクマッチ環境になったかと思います(一強環境にも一強環境の楽しさがありますが)
- 今のままだと4月4週目は「カードバランス調整の必要なし!」となるかもしれません
- 良いことなのですが少し寂しいですね
- 「とげこんぼう」を 2/2 にするくらいの地味な修正はアリだと思いますが
- 最近は目まぐるしく大会が開かれていますが、大会に興味のないユーザーも一定数いるので、何らかの新イベントが待ち遠しいところです
- ホワイトデーのイケメンコスチュームをこっそり期待したのですが、バレンタインイベントが無かったのでやはりホワイトデーイベントも無かったです
- 4月はあまり季節イベントがないですね
- 今のところ公式が発表している予定は「勇者杯などで実験的に行われているタッグマッチの評判が良いからいずれ実装したい」くらいでしょうか
- 一人プレイモードが欲しいなど様々な要望があるとはどこかで聞いた気がします
- カードバランス調整や新弾準備、大会などのイベント準備などで運営さんも忙しいでしょうけれど新コンテンツの発表も期待したいところです
- switch版登場から目に見えてユーザーも増え、カードバランス調整により良環境となり勢いを増しているライバルズ
- 「はっはっは。おめでとう、君の勝ちだよ」