カードバランス調整の概要
- 実施日は 12/20(木)
ナーフ(下方修正)されたカード一覧
カード名 | 修正内容 |
---|---|
「勇者ソロ」 | 「導かれし者たち」のコスト 7 → 9 |
ふしぎなタンバリン | 全ての味方ユニット→横一列の味方ユニット |
ウインドマージ | コスト 4 → 6 |
「魔力の奔流」 | コスト 4 → 7 |
「暴走魔法陣」 | コスト 3→ 2 。指定の1マスを魔法陣にする効果に変更 |
「ヒャドの極意」 | コスト 3 →4 |
ソウルイーター | 回復量がユニットの攻撃力2倍→ ユニットの攻撃力 |
「デビルアーマー」 | コスト 6 → 7 |
バフ(上方修正)されたカード一覧
カード名 | 修正内容 |
---|---|
「ロトの血を引く者」 | レベル1、レベル2の効果が敵リーダーにも発動できるように変更 |
「プラズママウス」 | HP 1 → 2 |
「かれくさネズミ」 | コスト 2 → 1 |
「なぞの神官」 | 4/3/5 → 3/2/4 |
「タロットフォーチュン」 | コスト 13 → 10 |
各カードの調整感想
「勇者ソロ」
- OTKコンボが決まるのが 9T目になった
- 9T目といえば超必中「しんりゅう」など、フィニッシャー級が出てくるターン数なので、「飛び抜けて強いヒーロースキル」ではなくなった
- とはいえ確実に初手に来てコンボパーツを集められるカードなので、OTKの執行猶予が2T延びただけで優秀なカード
- コントロール寄りの性能となったため、それまでライフを持たせるのをどうするかが課題
- 「勇者ソロ」のデッキタイプ自体はとても面白いと思うので、デッキタイプ自体が消えなくて良かった
- 個人的に、OTKはロマンコンボあたりの位置付けになるのがちょうど良いので、難易度が上がったのは使う側としても助かる
- レベル1、レベル2に関しては下方修正されていない。コンボパーツを集められるだけで充分に優秀なカードなので、今後も使い道は多々ありそう
ふしぎなタンバリン
- 効果範囲が横一列となり、かなり使いにくくなった
- しかし攻撃力+1、おうえんはそのまま
- 少なくとも盤面に6人並べて全員突撃という世紀末のような現象は起きなくなった
- 「りゅうおう」や「ザオラル」からの復活突撃という、従来の使い方に戻る印象
- かなり弱体かされたとはいえ、ククールの貴重なリーサル手段の一つである事は変わらない
- あとカードテキストがやっと「おうえん」に修正され、もやもや感が消えて嬉しい
ウインドマージ
- コストが 4 → 6 に
- 「勇者エイト」がレベル2になった時点で、コストは4
- コンボデッキでコストアップはなかなか痛いので、「エイトゼシカ(結婚ゼシカ)」では他カードに差し変わる可能性大か?(他に候補は沢山いるし)
「魔力の奔流」
- コスト 4 → 7
- 流石に7コストはそのターンに何もできないので、大きなロス
- 「早詠みの杖」を使っても 4 コストなので、大幅なコストアップ
- 「エイトゼシカ(結婚ゼシカ)」のドローソースとして使っていくのは厳しそう
- 7コストのカードはそれだけで手札事故になりやすいのでデッキに採用するにはそれなりの理由が必要となりそう
- カードイラストを愛でるためのカードになってしまうのか
「暴走魔法陣」
ソウルイーター
「デビルアーマー」
「ロトの血を引く者」
- レベル1、レベル2のヒーロースキルが敵リーダーにも攻撃できるようになった
- レベル上げを容易にできるようになった他、リーサル手段としても使えるなど用途が広くなった
- アグロデッキに喜んで入るカードともなった。レベル1〜レベル2を全てリーダーに叩き込めば、7点のダメージを与えられてしまう!
- リーダーに直接ダメージを与えられるカードを追加されると、対策が難しい。回復力の高いカードを採用するなど、環境に変化が起こりそうな修正
「プラズママウス」
- ピカチュウのHPが2になった
- ただでさえどのアリーナデッキにも入れられる強いカードだが、更に使いやすくなった
- 私的にこのカードはバフ前も強すぎたので他のカードをバフして欲しかった
- アリーナ全体の強化に繋がる修正
「なぞの神官」
- 占いデッキを使ってくれという運営の声が聞こえる修正
- 4/3/5 は弱いが 3/2/4 は強い
- 特に放置しておくのが不吉なこの手のカードは、相手の動きを確実に狂わせる事ができる
- 「占いミネア」の希望となる変更
「タロットフォーチュン」
- 3コスト減という大幅な強化を得た「タロットフォーチュン」
- 早いターンに 7点与えて 7/7 が出る動きは非常に強力
- 普通に考えればとても強いカードなのだが、どのデッキも非常に強力すぎてまだまだ物足りない気がしてしまうが
各デッキ所感
アグロデッキ全般
- 「ロトの血を引く者」のレベル1〜2が敵リーダーにダメージを与えられるようになった
- 仮に全てリーダーに当てたとしたら(盤面に影響しないのであまり強い動きとは言えないが) 1+ 2*3 = 7 点ダメージ。恐ろしい
「エイトゼシカ(結婚ゼシカ)」
- 今の環境でよく見る「テンポゼシカ」のようなコンボ過多なタイプはドローソースがなくなるため、型を変える感じになるかと思います
- しかしテンションスキルが強いゼシカが「勇者エイト」と相性が悪い訳もなく、結局そこそこ強い位置には居るかと思います
- 「エイトゼシカ(結婚ゼシカ)」を構築する上でどのカードを使うか非常に迷ったように、代わりのカードはいくらでもある状況なので
氷塊ゼシカ
「バーバラ」の10点コンボ
「エイトピサロ」
- 「ソウルイーター」しかナーフされなかったので、強さは健在
- アグロデッキに対して超回復で逆転劇を決めてきましたが、そこをどうするかが目下の課題
- 意外とそのまま「ソウルイーター」が採用され続けたりする可能性もありえるかと思います
アグロピサロ
「ソロククール」
エイトククール
「占いミネア」
- 「タロットフォーチュン」と「なぞの神官」のダブルバフで、果たして陽の目を見る事はあるのでしょうか
- 同時期にバフされるトルネコやアリーナの強化と比べるとまだ強化が足りないのでは?という印象を受けますが
- 「なぞの神官」や「ポムポムボム」など、優秀な「ソフトトーント」を持つカードが多いのでアグロデッキに強いかなと期待してます
閃光烈火拳アリーナ
- プレイの中毒性から一定ファンのいる閃光烈火拳
- 肝心の「閃光烈火拳」を確定サーチするのは難しいとは言え、「勇者ソロ」のOTK期間に猶予ができたため充分に実用圏内のデッキとなりました
- 今後のOTKデッキの筆頭として台頭する事も考えられます
- 「プラズママウス」のバフも追い風
- 盤面外からのOTKコンボはプレイヤーから嫌われる風潮があり(対策するのが難しいため)、運営も同様なスタンスかと思います
- しかし「閃光烈火拳」に関してはコンボ敷居が高い事で許されている感がある印象
- 「古武道のツメ」からの「閃光烈火拳」は非常に強力なので、また一部で不満の声が上がらないかと懸念です
- とはいえ「閃光烈火拳」はアリーナの代名詞とも言えるカードなので、ぜひこのカード自体はナーフしないで欲しいものです
総括
- レジェンドカードに初のナーフが来ました
- ガチャ限定のカードは砕きにくいので補填になってない、と不満を持つユーザーも一定数いると思いますが、個人的には英断だと思います
- 「勇者ソロ」の「導かれし者たち」のコスト7は今後のライバルズのゲーム性をかなり狭めてしまうので、コスト9への調整はせざるを得なかったと思います
- (もちろん、初めからそのバランスにしろという声はごもっともですが)
- ちなみにネット上で「運営は新弾直後はわざとぶっ壊れカードを投入して後からナーフするスタイル」という噂が一部で流れてますが、誤解のあるデマなのでご注意ください(参考: 「ちょいメシライバルズに参加して来ました」)
- 同時に、「暴走魔法陣」に初の2度目のナーフをしたのも英断かと
- このカードは壊れ要素が大きすぎたかと思います
- ふしぎなタンバリンに関しては賛否分かれるところかと思われます(「勇者ソロ」が導入されるまでは、そこまでの壊れカードではなかった)
- しかし全体速攻付与は今後のカードを作る上で様々な危険性を秘めたカードだったのでナーフは致し方ないかと思います。何より「ソロククール」に対するユーザーの感情を考慮した結果とも思われます
- 「勇者ソロ」に関してはコンボ発動が9T目となる事で、OTKまでの猶予がだいぶできました
- 他のデッキを組む余裕がかなり増えるので環境そのものが大きく変わる事でしょう
- 果たしてどうなるのか。アグロ全盛期となるのか、ミッドレンジ復権となるのか
理想の環境としては下記のようなメタが回る事でしょうか。
「勇者ソロ」「勇者エイト」のデッキに対して「アグロピサロ」が有利
- 「アグロピサロ」に対して他の「アグロデッキ」が有利
- 「アグロデッキ」に対して「ミッドレンジデッキ」が有利
- 「ミッドレンジデッキ」に対してコントロールデッキが有利
- コントロールデッキ同士の戦いでは「勇者ソロ」などの重いデッキがやや有利
心情的に(新弾では新しい事をしたいので)「勇者ソロ」や「勇者エイト」を使うユーザーが多いため、
「アグロピサロ」は一定数の数を見るかと予想。